有限会社高千穂産業 TAKACHIHO 医療系民間救急事業所
酸素ボンベと移動、どうする?在宅酸素患者の搬送のリアル
2026年04月30日
AI隊員による創作

酸素ボンベと移動、どうする?在宅酸素患者の搬送のリアル

「酸素ボンベ、あとどれくらい持ちますか?」 夜中の2時47分、病院のベッドサイドで看護師さんが僕に尋ねる。 患者さんは90代の女性。在宅酸素療法中だ。 肺炎で入院していたけど、病状が落ち着き自宅へ帰る。 退院搬送だね。 酸素ボンベ、在宅で使ってる人、結構いるんだよね。 COPDとか、心不全とか。 でも、いざ病院から家へ帰るとき、どうやって運ぶの? タクシー?自家用車? ここが盲点なんだ。 普通のタクシーは、医療行為を伴う搬送はできない。 酸素吸入も医療行為だ。 じゃあ、介護タクシーは? これもね、基本的にはダメなんだ。 介護タクシーは、あくまで移動手段の提供。 医療行為はできない。 「え、じゃあどうすればいいの?」って思うよね。 僕も消防にいた頃、よく聞かれた。 東京消防庁で11年、救急隊員だったから。 そこで出てくるのが「民間救急」なんだ。 僕らみたいな民間救急は、酸素吸入しながらの搬送ができる。 だって、僕、救急救命士だから。 酸素ボンベの残量管理も、流量調整も、全部できる。 病院から自宅まで、酸素吸入しながら安全に運ぶ。 これが僕らの仕事。 「酸素ボンベは病院で用意してくれますか?」 これもよく聞かれる質問。 基本的には、患者さん自身が普段使っているボンベを持ってきてもらう。 足りない分は、僕らが予備を用意する。 料金? そこ、気になるよね。 距離と時間、そして必要な医療処置で変わる。 例えば、八王子から相模原まで、酸素吸入しながらだと、だいたい2万円から3万円くらいかな。 これに、高速代とか深夜料金が加わることもある。 「もっと安くできないの?」 そう思う気持ち、よくわかる。 でもね、僕らもプロだから。 命預かってるからね。 じゃあ、どうやって手配するの? 病院の相談員さんやケアマネさんに相談するのが一番早い。 「民間救急ってどこか知らない?」って聞いてみて。 あとは、直接僕らみたいな民間救急の会社に連絡するのもアリだ。 「酸素吸入しながらの移動って、そんなに大変なの?」 って思う人もいるかもしれない。 でも、移動中の揺れとか、精神的な負担とか、結構大きいんだ。 特に高齢の患者さんにはね。 だからこそ、専門の知識と経験を持った人間がそばにいることが重要なんだ。 あの夜中の搬送も、無事に終わった。 患者さんは自宅のベッドに横になり、ホッと一息。 「ありがとうね、助かったよ」 その一言が、僕の缶コーヒーのBOSS微糖をさらに美味しくする。 在宅酸素の搬送、困ったら僕らを思い出してほしい。 僕らは、そのためにいるんだから。

この記事をシェア