八王子市で広がる“民間救急”の新しい役割
— 行政と協働し、市民の命と暮らしを支える現場から —** 近年、八王子市では高齢化や独居世帯の増加、精神疾患・障害者支援の複雑化など、地域社会が抱える課題がますます多様になっています。 そのような中で、消防や行政だけでは対応が難しいケースに、民間救急が関わる場面が増えてきました。 私たち 有限会社高千穂産業 民間救急事業部 も、市内の医療機関や行政機関と連携し、地域の安全と安心を守るために活動しています。 ■ 消防では対応が難しいケースに寄り添う存在として 民間救急は「病院への搬送サービス」だけではありません。 最近では、 高齢者や障害のある方の生活支援に付随した搬送 精神的に不安定な状態にある方の受診サポート 自宅で体調が悪化してしまった方の緊急度の低い搬送 周囲の状況に配慮が必要な特殊なケースの対応 など、市民の暮らしに密接に関わる活動が増えています。 これらのケースでは、消防救急が対応すると大規模な出動となり、市全体の救急体制に負担がかかってしまう場合があります。 そうした背景から、行政担当者の判断で 「民間救急のほうが安全かつ柔軟に対応できる」 と選ばれることが増えています。 ■ 行政との密な連携が“安心の基盤”になる 民間救急が行政と連携する場面では、 状況把握 搬送の可否判断 医療機関への連絡 安全確保 関係機関(訪問看護・福祉事業所など)との調整 といった幅広い業務を担います。 この連携の強みは、市民の安全がより確実に守られる という点です。 例えば、 「自宅で動けなくなった」「家族とうまくいかず不安定になっている」 といった場面では、行政職員だけでは対応が難しいことがあります。 そんなときに民間救急が関わることで、 現場の安全性が保たれ 適切な医療につながり 早期の支援につながる といった効果が生まれます。 ■ 民間救急にしかできない“地域の隙間を埋める支援” 地域福祉の現場では、支援の「狭間」に落ちてしまう方が必ず出てきます。 119番を呼ぶほどではない でも放置すれば深刻な状態になる 本人がうまく症状を伝えられない 家族だけでは安全に移動させられない こうしたケースにこそ、民間救急の役割があります。 私たちが大切にしているのは、 “その人の生活や心情に寄り添いながら、安心できる移動を提供すること” です。 ■ 行政の負担軽減にもつながる 民間救急の利用が増えている理由のひとつに、行政や消防の負担軽減 があります。 消防の出動回数を抑える 行政職員が危険を伴う場面に単独で入らなくて済む 医療機関との調整が迅速化 地域での支援体制が継続できる これは市全体の安全の質を高めることにもつながります。 八王子市のように広い地域では、民間救急の存在が救急体制全体を支える重要な役割を果たし始めています。 ■ 私たちが目指すのは「地域包括の一翼を担う民間救急」 私たちは、民間救急が 「ただの搬送サービス」から「地域支援の専門職」へ 進化していくことが必要だと考えています。 行政・医療・福祉が連携して市民を支える「地域包括ケア」。 その中で、民間救急もひとつの“支援の選択肢”として確立していくことが大切です。 そのために、私たちはこれからも、 行政機関との協働 医療機関との連携強化 安全で確実な搬送技術 市民に寄り添った支援 を続けてまいります。 ■ おわりに 民間救急はまだ一般の方にはなじみの薄いサービスですが、 実は地域の安全・安心を支える“影の立役者”でもあります。 八王子市の未来のために、 これからも市民のみなさまの力になれるよう活動を続けてまいります。
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